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花傳の活動

花傳の活動

花傳の活動

代表取締役 観世あすか株式会社花傳では、美しく魅力ある「花」を伝えることを目標に、様々な方向から取り組んでおります。

先ずは私が大好きな日本の伝統的な「花」、たとえば「着物を着ること」「筆で字を書くこと」「お香のある生活」「伝統芸能」「漆のもの」「和紙を使ったもの」「日本の草花」等々…。

こうした穏やかで優しく清潔な美しさを、自然に生活に取り入れて楽しみたいと思う気持ちから「初心会」は生まれました。

平成16年、恵比寿観世家で催した初心会は、これを具体的に形にした活動でした。

当時は450坪の敷地に平屋の能舞台も備えた建物でございましたので、庭も使いながら、着物で参加する催しを致しました。一度に能楽、お茶、お花、お香等を楽しみながら軽食まで、集まってくださった皆様が楽しんで頂けることを目的に、10回程度開催致しました。

また、大学や文化サークルでの講演、フランスユネスコ本部で行われましたイベントでは、紫式部に関する催しのアドバイザーをさせて頂きました。

平成13年、エルメスの銀座本店のオープニングに際して、デュマ氏への協力をさせて頂きました。エルメスとその関係者、海外からの報道人100人余りが京都・表千家を訪れるという、格式高い表千家としては初めてのこころみを実現させ、又、オープニング当日のメインゲストとして、高円宮殿下、同妃殿下の御成りをとりもち、石原東京都知事夫妻の参加も実現させました。他にもこのパーティーでは文化人の参加者も私から声をかけさせて頂き、遠州流宗家・小堀宗家御夫妻、歌舞伎の中村吉衛門御夫妻、宝生流宗家御夫妻等々、多くの方が御参加いただくことができました。

今回はここに 化粧品サプリメントといった、全く違った活動が加わったのですが、これも私の両親という切っても切り離せない処から生まれたものでございます。これが、多くの方々に健康で美しい肌を育んで頂く一助となれるとすれば、これもまた、「花」を伝えることになろうかと存じて居ります。

初心会

初心会初心会は、2004年恵比寿の観世宗家旧宅の取り壊しに際し、歴史ある舞台や庭の花を惜しみつつ開かれた、お別れ会がもとに始まった伝統文化を楽しむ会です。

当時四十代後半であった私が仲間達と共に幾つになっても知らないことをただ恥じるのでは無く、“初心=うぶな心”と捉え、謙虚な気持ちで伝統文化を学びつつ楽しんでいこうという主旨で名付けました。

着物を着ること、筆で字を書くこと、お香、お花、お茶、様々な生活の中に生き続けてきた文化を積極的に学び楽しむことを目標にしています。

2004年の催しでは、着物を着て参加し、同じ空間でお茶、お香、お花、能楽等々を体験し、食事を摂りながら数時間伝統文化に触れるときを楽しみました。2004年の催しでは、着物を着て参加し、同じ空間でお茶、お香、お花、能楽等々を体験し、食事を摂りながら数時間伝統文化に触れるときを楽しみました。現在では、それぞれの道として分かれた形でのお稽古が主流ですが、本来はサロンの芸術として同じ空間で楽しまれた相互関係のある楽しみであったはずです。お香の香りを聴きながらお茶を頂き、お花を眼で能を観る。こうしたことがひとつのテーマを持ち、総合芸術として五感を使って楽しんだのが日本のサロン芸術の伝統だったのではないでしょうか?

平安貴族の昔から歌舞音曲や文学、和歌、香道、食事、喫茶そういった生活そのものが教養に裏打ちされ、洗練されてきたのが日本の伝統文化であると言えます。
こうした文化は世界のどの文化と比べても遜色のない、日本独自の美しさと上品さを兼ね備えたものであると思います。

観世あすかそうした世界に誇るべき文化を持ちながら、その伝承は残念ながら充分とは申せません。むしろ諸外国の文化に造詣の深い方々の方が多いのかも知れません。

能楽という世界を身近に覗いて参りました私はそのことを痛感し、日々激減していくこれらのものを何とか学び残して行きたいと切に願うものであります。

これらを具体化していく為に細々とではございますが、大いに興味を持っていろいろなことに直に触れ、体験することで、先ずは自分の中にこの文化を残していきたい。そしてそれを次代の子供達に伝えていきたいと願うものです。

初心会 主宰
観世あすか

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